名古屋 | 音楽を仕事にする方法について | 確定申告って何?
音楽業界の仕事は基本自営業にあたるので
確定申告が切っても切れないかと思います。
そうなると『うわぁ〜〜なんか難しそうなやつきた〜〜』って大半の人がなると思います。僕もそうでした。
お金の勉強って学校で教えてくれないので(教員も知らないから)基本社会に放り出されてから独自に習得するしかありません。
たまたま僕はお金の仕組みが好きなので苦にはなっていませんが、色々知れば知るほどお金の勉強は早めにしておいた方が特かな??って感じるので、今日はそんなお話を論じます。
確定申告って何?
とりあえず確定申告ってなんやねんってお話をミュージシャン目線でお届けします。
得意の噛み砕きで説明すると
『昨年のあなたの売り上げから経費を差っ引いて、結局いくら利益出たか申告してやー』ってことです。
『売り上げ?』『経費?』『利益?』となった場合は、1つずつ説明するのでぜひ読んでみてください〜
売り上げ
教室に所属してレッスンを行う場合、多くは『業務報酬』と言う形でお金をいただくかと思います。
会社によっては『業務委託報酬』『講師料』など記載の仕方はまちまちですが、問題ありません。
演奏業の場合『業務委託』または『映画・演劇の出演料』という記載をされることがあります。
音楽業の場合、これらをまとめて『売り上げ』とみなします。
『いや、スクール教室や会社からお金もらってるんだけど、売り上げなの??』って感じるかもしれませんが
『レッスンを教える』というサービス提供を他の会社(個人事業主の場合、講師本人)に業務を託していると考えれば、もう少し腑に落ちるかなぁなんて思います。
因みに『給料制』でもらった場合は、これに当たりません。
給料制の場合、次に説明する『経費』が適用されないお金として受け取ることになります。とっても残念
国が作ったルールなので、仕方ありません
もっと詳しく聞きたい人は僕を飲み会にでも誘ってください🍺
経費
さて、レッスンや演奏業によって、売り上げとしてお金をいただきました。
では、『経費』とはなんでしょうか??
ざっくり噛み砕きで説明すると、『その売り上げを立てるために必要だったもの』です。(仕入れ含む)
一番わかりやすいのは楽器
『ギターを教えます』となると、ギターは必要ですよね?つまり、買ったギターの領収書さえ取っておけば経費として計上できます。
因みにレシートで『領収書』という文字が記載されているものもありますが、実はあれでも領収書としての効力は発揮されます。
ただし、個人名が無い分客観的な信用が落ちるので、高額(3万円以上)の場合は領収書の方が良いです。
まぁ何も考えず領収書はもらっておきましょう。
あとは、弦楽器の場合『弦』も楽勝で経費です。
たとえ自分の練習で弦を切ったとしても『レッスンするには練習が必要』となるので、まぁ問題ありません。
あとはまぁ移動交通費やら接待経費やら色々とありますね〜
『え?それ経費になるの??』ってのは世の中たくさん転がっています。
その辺りは長くなるのでまた別記事で載せます✏️
もしくは僕を飲み会にでも誘ってください🍺
利益
さて、ラストの利益ですが、こちらは超単純。
基本的には
売り上げ − 経費 = 利益
で計算できます。
算数で出せますね。
そして、年間の利益を申告するのが確定申告です。
とっても細かい話をすると、病院に通った人や保険を収めている人は、その金額も記載することで医療費控除やらを受けられます。
さらに、株・FXの雑所得で得たものも記載が必要です。
医療費は関係ありますが、まぁ投資全般に関しては音楽の仕事だけの場合関係がないので、最初のうちは大丈夫かと思います。
税理士をつけていない確定申告の99%以上が間違ってる
これ衝撃的な事実かも知れませんが、某税金関係のYouTuberさん曰く、税理士をつけていない個人事業主の確定申告の99%は間違えた状態で申告されています。
売り上げはさておき、経費に関してはその個人事業主さんの『仕事内容』によって『経費であるか否か』は変化するため、基本的にさじ加減がある程度適応されるものではあるのです。
故にわりかし経費の面でガバガバだから、みんなミスりまくっているのです。(家賃も経費って言いますが、実際のところ仕事として使用する部屋数によって変化するらしいです)
『はっ?!間違えて申告したらやばくない??』って思う方いらっしゃるかも知れません。
これがビックリすることに、大してやばくないんです。
個人事業主の中で、税務調査がくる確率は大体1.8%〜2%
※税務調査というのは簡単に言うと、『あなたの確定申告本当に正しい?』って確認しにくるアレです。(実際、もし間違えていても追加で課税するくらいで済むらしいです)
さらに、税務調査が来やすいのが売り上げ1000万前後の個人事業主のもとなので(消費税納税義務の発生有無が関係しているため)まぁ普通に音楽業をしている人からすると影響の少ないお話になります。
結果的に、売り上げの少ない個人事業主の元には基本税務調査は入らないため、まぁ間違えても人生に影響を及ぼす大きな問題は生じないというカラクリです💴
(入ったとしても、逮捕されるわけではないですし、売上高次第では課税額も知れているので大して気にしない的な考えです)
あと細かな詳しいお話を聞きたい方は、何度も言いますが僕を飲み会にでも誘ってください🍺
因みに僕が初めて確定申告をしたのは21歳の頃で、理由はお金の流れを知りたかったのと起業(当時はとりあえずドラム教室作る程度)に興味があったからですが
29歳を目前にした今でもやはりお金のお勉強は日々しますし大切だと思います。
ただ純粋に、お金の流れの基本を20代のうちに知っておけたのは特だったなぁと感じています。
以上、今回は確定申告にまつわる記事でした。
音楽を仕事にしたい方の参考になっていただければ幸いです。
谷口 峻路