名古屋|音楽を仕事にする方法について|スターの定義って変わってきてるよね
音楽やっている人の大体の人(多分)が憧れるスター
人々に認知してもらえたり、ライブで大勢のお客さんの前で声を上げる感じ
それ自体は誰もが持っている承認欲求に当たるので、スターになりたいって感覚は良いことだと思います。
僕はわりと早い段階で自分にスター性がないと感じたので、さっさと諦めていました。
でも、スターの定義って何でしょうかね?
個人的にはここ数年でガラリと変化していると感じています。
今日はスターの定義の変化について論じたいと思います。
マイケルジャクソン?ビートルズ?
これまでの『スター』って偶像的なものだったんじゃないかなぁ〜なんて思ったりします。
例えば『マイケルジャクソン』・『ビートルズ』
本当に存在していたのか??と思わせるような神秘性がありますね。
当時、人々が主に触れられるメディア媒体はテレビ・ラジオ・新聞などなど
大人数が共通する対象に触れていたわけです。
当然興味の対象も重なることでしょう。
なにせ同じ番組を同じ時間帯に見ていたのだから
かなり古い記憶ですが、高校生くらいまでは学校で『昨日の〇〇みた〜??』って会話が飛び交っていました。
今の学生事情はわかりかねますが、現代社会は特定のメディアに触れるために決まった時間にその場に居合わせなければいけない理由がないので
『昨日の〇〇』って感覚はおそらく殆どないと思います。
そんなわけで個々に触れているメディアが時系列含めて多様化してきているのですね。
まさしくブログタイトルのダイバーシティです。
それぞれの『スター』が誕生
今日はスマホで動画を見ましたか?
『見た』という方はどんなジャンルの動画を見ましたか??
ニュースですか?
バラエティ番組ですか?
音楽アーティストのMV(PV)ですか?
そしてその動画は『いつ』の動画ですか??
断言しますが、タイムマシンで15年前に戻ってこの話したら間違いなく『はぁ???』って返答がくると思います。
『スマホって何?』『携帯電話で動画見るの?』『サブスクリプションって何?』
多分こんな質問受けると思います。そして頑張って返答しても理解されない可能性もあるんじゃないかなぁなんて感じてます。
話を戻しますが、いつどこにいてもそれぞれの好きなタイミングで好きなメディアに触れられるのが現代社会です。
先ほどの質問のうち、『ニュース』はあまり時系列に差は生まれないと思います。
得られるものが無いわけではありませんが、まぁ一年前のニュース見るよりは昨日のニュース見るのが自然かと思われます。
しかし、バラエティや音楽アーティストのMV(PV)はかなり時系列・ジャンルに差が生まれると思います。
今日自分が見た動画と同じ動画を同じ日に見た人を探すのとかめちゃムズイんじゃないかと。。。
つまり、端的に言ってマイブームに大きな差が生まれると思います。
当然スターの定義も変化してくるわけです。
思い描く『スター』にならなくても食って行ける時代
今や動画コンテンツでは投げ銭システムが基本になってきました。
個人的には2013年に誕生したSHOWROOMが先駆けかなぁなんて思っています。
最近ではYouTubeもスーパーチャットも導入され、応援したい人にお金が送られるシステムが普及しています(ニコ動も導入されたけど一足遅かった模様)
結果的に、いわゆる『スター』にならなくても全然余裕で食って行ける時代が到来したわけですね。
さらに投げ銭システムのスタイルだと、ストリーミングサイト会社に手数料取られる以外は自分の手元に入ってくるので、かなりの利益率かと思われます。
多様化していく社会の中、ミュージシャンとしての生き方も自分にあったプラットフォームを探して、開拓していっても良いかもしれませんね。
以上、今回はスターの定義の変化について論じてみました。
音楽を仕事にしたい方の参考になっていただければ幸いです。
谷口 峻路