機会費用と機会損失について|知らぬ間に失っているお金のお話
『あ〜あっ、今日の飲み会行かなきゃよかったなぁ〜』
『私なんであんな人と遊ぶ約束入れちゃったんだろう?』
『なんか友達のライブ行く約束しちゃったけど、正直楽しくないしダルい』
こんな光景日常でよく見受けられますが、実は機会費用まで考慮すると
本人が思っているよりも損害がずっと大きかったりします。
だから、1日1日の選択は慎重にいきましょう。
そんなわけで、今日は機会費用のお話します💴
機会費用とはなんぞや??
まず『機会費用』という言葉をご存知でしょうか??
超噛み砕いて説明すると、『誰かと遊んだ時間はもし同じ時間仕事してたら、いくらか稼げてたよね』って考え方です(めちゃ省略してます)
遊びに限らず勉強も実はその一種です。
例えば大学に4年間通って合計500万円使用した場合、高卒で就職して毎年200万円・4年間で800万円稼いだ人と比較して1300万円の差額が生まれているわけです。
これも機会費用。 つまり大学に進学するということは、実は1000万超えるに値するか考慮してから選択すべきものなのです。
僕も高3の頃はそんなことまで考えてませんでしたが、1年後中退するときは考えてました🧠
年収も思考も引っ張られる
冒頭の例でも挙げましたが、『機会費用』は交友関係において日々切っても切れない状態にあると思います。
つまり、誰かに会う時間は、必ず他の誰かに会えたであろう機会・どこかの集まりに行けたであろう機会・何か仕事で稼げたであろう機会を損失しているということです。
実はタイトルにあるように、知らぬ間に機会費用によって失っているお金があるんじゃないかなぁと考えています。
つるみの法則
『つるみの法則』というのがありまして
これは簡単にいうと『類は友を呼ぶ』ってやつですね。
『類』って趣味が合うだの話が合うだので捉えがちですが、実は年収も近い人と絡みやすくなってしまうのです。
諸説ありますが、あなたの周りにいるよく接する5人の平均年収が、あなたの平均年収という言葉があります。
この言葉あながち間違いではないと思います。
当たり前ですが、年収が低い人同士で会話を交わしても、お金につながる話やアイディアが生まれる可能性は低いです。
なぜならお互いお金を稼ぐ能力がないから。
でも話が合えばこの2人は仲良くい続けるでしょう。
趣味も金銭感覚も合うので問題はないのです。
ただ、金銭的に豊かになりたいのであれば残念ながら問題だらけです。
環境を変えて思考を変えるべき??
もし金銭的に豊かになりたいのであれば、単純に環境を変えるべきなんじゃないかなぁとか思ったりします。
今ならネットで交流会にまつわるイベントはいくらでもあるので、出向いてみると単純に考え方に変化が生まれやすくなると思います。
すぐには変わりませんが、交友関係にも多少の変化はもたらされます。
イベントの基準は、自分がちょっとでもできる分野にまつわることで良いかなと思います。
僕の場合は、独学で半年ほど学んだプログラミングと、海外旅行で培った簡単な英会話力を生かしてイベント模索中です。
プログラミングは仕事している人からすると雑魚ですが、『自分の教室のWebサイト持っています』とか、『プログラミング勉強してノマドワーカーとして仕事したいです』など自己紹介で伝えれば、何かしらヒントやアドバイスはいただけます。
イベント主催者としても来てくれるのはありがたいですからね。
さらに人は自分の話を聞いてもらえることに幸福を感じるので、積極的にお話を聞くとたくさんの情報を伝えてくれます。
そして、その場に居合わせる方々は、小規模ながら会社経営者だったり役員だったり、さらにはYouTuberだったりがいらっしゃるので、現代においてお金を稼ぐノウハウが会話の中に転がりまくっているわけです。
結果として、年収ランクが高い方とコミュニケーションを上手くとれれば、自分の年収にも良い意味で影響を及ぼすというロジックになります。
難しそうに見えますが、かなり単純なお話かなぁと思ったりします。
少し残酷なお話ですが、最近話題の『手取り23万』の方は、手取り23万円前後の方々と主に交友関係を持っていたんじゃないかなぁと思っています。
機会損失って何?本来動いたお金・今後動くはずだったお金
『機会損失』って何やねん!ってなると思いますが、大丈夫です。
ほとんどの人の口からこの言葉を聞いたことが無いからです。
でも経営者の方々は日々隣り合わせな気がします。
いつも通り超噛み砕いて説明します〜✏️
美味しいカレー屋さんのお店を経営していたとしましょう。
ある日、ランチ営業中に問題が発生します。
店側の発注ミスで、材料が足らなくなってしまったのです。
こうなると、お店側としても『申し訳ございませ〜ん、本日材料不足により次のお客様までとさせていただきます💦』と言わざるを得ません。
すると、本来食べようとしていたお客さん(需要)に対して、商品提供(供給)ができなくなってしまいます。
ここで機会損失の発生です。
つまり、本来買っていただけてあろう商品の利益分のお金を、結果的に損したことになるのです。
さらに、時系列を追っていくともっと厄介なことが発生します。。。
お客さんからの評価・口コミに影響が出ます。
2つの例をあげましょう。
もし食べてたら知人に伝えていたパターン
商品提供をし損ねたお客さんが、もし食べて満足していたらどうなっていたでしょうか??
単純にもう一度くるリピーターになってたかもしれませんね。
さらに友人に勧めたり、友人を連れてきた可能性だってあります。
すると、1人のお客さんに対して商品提供できず受けてしまった機会損失は、時系列をおうと大きな損失になっていくわけです💸
悪い口コミのパターン
『行ってみよっかなぁ〜』って思っているお店のレビューが星1つで悪口が書かれていいたらどうします??
『ん〜〜・・・やっぱやめよ』ってなる人は少なからずいると思います。
その内容が『ランチ営業中に行ったのですが、30分待ったあげく品切れで食べれませんでした』と書かれていたら、お店に行くこと自体軽い賭けになっていまします。
すると、その後の集客にも影響が出るので、こちらも最初のたった一回の『発注ミス』で大きな機会損失を被っていることが目に見えます。
ここまでつらつら『機会損失』の説明をしてきましたが、1つ重要なことがあります。
僕が直接接したことのある経営者を見る限りですが、基本的に経営側に回る人はこの考え方を常識のごとく認知しています。(じゃないと会社経営うまくいきません)
裏を返すと、こういう思考が当たり前にできる人じゃないと、『一緒に仕事をしたい』と思ってもらえない可能性が高いです。
もっと身近で残酷な言葉でいうと『頭悪い人雇いたくない』って思われかねません。
そんなわけで、機会費用と機会損失によって様々なお金が日々動いているって話を論じました。
谷口 峻路