時給の上がりやすい仕事・上がりにくい仕事を考えてみた
世の中自分の『時給』に不満を持っている方がたくさんいるように思えます。
同僚と比較して『なんであいつと俺が同じ時給なんだよ!』って思ってる方はわりとたくさんいらっしゃると思います。
僕も来月で29歳を迎えますが、自営業でまだ一回も就職したことがないため、なんやかんやたくさんのバイト・業務委託に携わってきました。
種類だけで上げても
卵焼き工場・体操教室スタッフ・結婚式場・飲食店・配達業・デイサービス指導員・ライブハウススタッフ・ブッキングマネージャー・音楽講師・音楽演奏業などなど。。。
さらに枝分かれするので、合計20種類くらいのお仕事を経験中です。(まだ増えます)
多分平均経験アルバイト数から見てもかなり多い方はず
(ググったけど、平均経験アルバイト数のデータはありませんでした)
あれこれ思い返すと、時給の仕組みってわりと単純だなって思ったので、今日はお金の話を論じてみます。
時給の上がりにくい仕事 |先輩との差額を見よう
先に残念ながら時給が上がりにくいお仕事から
僕が思う一番わかりやすい基準が、『先輩の時給が大して変わらないお仕事』です。
一緒の職場で働いてて、年齢関係なく自分より先に仕事をしている人は何人かいると思います。
すると、仕事の要領が良い人も何人かいるはずです。
もしその人の時給が大して高くないのであれば、残念ながらその仕事の時給は上がりにくいでしょう。
僕の経験では飲食業・配達業・工場の流れ作業
以前名札のデザインで時給がいくらかわかる飲食店で仕事をしていましたが、僕より1年以上先輩でも10円しか変わっていませんでした。
5年くらいやってるベテランでも50円くらいしか差額がなかったです。
当時20歳そこそこでしたが『うわぁ〜能力に応じて全然時給が反映されてない』って思いました。
僕の考え方ですが、能力があっても安い時給で働いている人がいる場合、その人の『私このくらいの能力ありますけど、時給この値段でやりますよ!』という意思表示により時給の天井が決まってしまう気がします。
オーナーとしてはそれ以上時給を挙げる必要がなくなるため、能力 × 時給の基準が定まります。
すると、自動的にその人以下の能力の人は仮にそこそこ仕事ができても、基本的にその時給より上にはなりません。
感覚的には『逆オークション』みたいな感じ。
『は〜いこの仕事時給¥1,050でやってくれる子〜〜??』って問いかけに対し、その仕事の能力がある人が『はい!僕やります!』って手を上げたら、能力に対する時給の基準が決まる的なイメージです。
時給の上がりにくい仕事 |質が向上しても満足度が変わらない仕事
どんなけ頑張っても顧客満足度が変わらない仕事も、時給が上がりにくい仕事の1つな気がしてます。
例えば工場の場合、流れてくる商品に印をつけたり、パック詰めをしますが
買ってもらえるお客さんからすると、印が綺麗に付いていてもパック詰めが多少丁寧でも最低限クリアしていれば購買意欲になんの影響もありません。
つまり、能力が上がっても社会的価値に変化がないので、給料を上げようがないわけです。
さらに、流れ作業の場合早くやっても次の人が遅ければ関係ないですし、拘束時間も基本変化しないため結果同じ時間働くハメになります。
時給単価が上がりやすい仕事|作品系・やりたがる人が少ない仕事
基本的に決められた作品を完成させるタイプのお仕事は時給が上がりやすいです。
正確にいうと、『時給単価』が上がりやすいです。
例えば音楽であれば『一曲のBGM作成3万円』のお仕事があったとしましょう。
これをこなす時間で時給が決まるので、30時間かかっていれば時給¥1,000です。
要領が倍になって15時間でこなせれば、当然時給は¥2,000に跳ね上がります。
ライティング業務の場合、本の要約サイトで『flier』というのがありますが、こちらも本の要約を請け負った場合、当然要約するスピードに応じて時給単価が変化します。
Web系の場合、与えられた業務がホームページ作成やシステム構築の場合、それをこなすスピードに応じて同じように時給単価が上がっていきます。
端的に言って『ゴールが決まっている仕事』は時給単価が要領で変化するわけですね。
『やりたがる人が少ないお仕事』
これまたWeb系に多いですが、基本的にほとんどの人が『難しそう!』『自分にはできない業務』って思っている分野の仕事は時給があげやすいです。
なぜなら需要に対しての供給量が少ないので、勝手に単価も上がりますし
もっと重要なのは情報です。
例えばホームページを作成するのにどのくらいの時間が必要か・費用はどのくらいかかるのか等は、基本的に作れる側の人間にしかわかりません。
したがって、提示する値段にほとんどの人は無頓着になります。
この辺りは『卑怯!』と感じてしまうかもしれませんが、実際世の中見渡すとこういった出来事は往々にしてあるなぁ〜と感じています。
因みに人工知能でおなじみの『Python』というプログラミング言語の単価ですが、フリーランスで月収100万円超えの案件がゴロゴロあります。
人工知能のアルゴリズムを組むには大学の数学能力とPythonの言語そのものを習得しなければならないので当然ハードルが超高いですが、実際やれる人からすると単価いじり放題なんじゃないかなぁなんて感じてます。
そんな案件のお写真をのせて今日は締めくくろうと思います。
(月収おかしいですがコラ画像ではありません)
谷口 峻路