だいばーしてぃー

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谷口峻路です。自営業で主にドラマー・ドラム講師・リトミック講師・放課後等デイサービス指導員をしております。プログラミングを独学で習得し、コーディングの仕事を探しております。旅もしております。

1日1仕事・インド人から学ぶ働き方|仕事よりも大事なこと?

人によって様々ですが

 

どうしても無意識に収入で張り合ったりすることありません?

 

 

でも僕が2年前に出会ったインド人は違いました

 

 

 

1日1仕事のみ

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(げ、こいつ俺より全然稼いでるやん、、、)

 

収入で付き合い方変えるのも如何なものかと思いますが、特に男性であれば同年代の収入についてわりと敏感になるはず

 

 

そうすると、やっぱり悔しさや不安から仕事をしまくっちゃうのが日本人かなぁ〜なんて思っています。

 

でもこれは本当に幸せなのでしょうか??

 

 

実際に会ったインド人のお話を元に考えていきたいと思います。

 

 

収入を上げる事に重きを置かない

先ほどの写真はタージ・マハルというインドのアーグラという都市にある観光名所

 

 

そこで出会ったタクシー(オートリキシャ)の運転手は、1日1仕事しかしない自分のルールを持っていらっしゃいました。

 

しかも一日中乗り回して料金は600ルピー(当時のレートで約¥1,200)で良いとのこと(安すぎ)

 

 

15時ごろには行きたい観光名所を全て見終えていたので『ありがとう、もう1人でふらついているよ』と告げると

 

『いや、美味しいお茶屋さんやオススメのお店がたくさんあるから案内するよ、もちろん買わなくても良いよ』と返答されました。

 

 

『なぜ他のお客さんを今から見つけないんだい??その方があなたは儲かるでしょ?』と話をすると

 

 

『One day, only one work』と告げられました。

 

すなわち、1日1つの仕事しかしない

 

 

資本主義の考え方で生きてきた僕の感覚としては理解不能でした。

 

 

 

その日に会って自分を選んでくれたお客さんに全てを注ぐ

その時出会えた運転手の想いとしては

 

 

『収入は最低限で良いから、その日に自分を選んでくれたお客さんに1日を注ぐ』

 

 

因みにその人には2人のお子さんと妻がいました。でも1日1仕事のスタイルは変えない

 

 

話を聞く限りどう考えても裕福な生活はしていませんでしたが

 

 

その日に自分を選んでくれたお客さんに寄り添うのが大事とのことでした。

 

そのため観光地を全て見終えた15時以降も楽しめるお店に何店舗か連れて行ってくれて、結果的に帰りの電車の時間までずっと案内してくれました。

 

 

手帳に残す言葉とチップだけで良い

インド|アーグラ

写真は当時お会いした運転手の方

 

 

別れ際に言われたのが『最後に一言俺の手帳に言葉を残してくれないか?』

 

そして料金はその日の朝に言っていた600ルピーで良いとのこと。

 

 

流石にチップは上乗せして750ルピー払いました。でも全然問題なく満足。

 

 

上乗せしたとはいえ現地の物価を考えてもやっぱり裕福な暮らしはできない

 

 

きっと元々の600ルピーは家族の分で、残るチップはお父さん(運転手)の飲み代といったところでしょう。

 

 

 

ここで彼から学んだことは『お金で張り合うことの愚かさ』でした。

 

 

お金はあるに越したことはありません。

 

あった方が自由も多いですし、不安に思う時間も減らせます。

 

 

 

ただ、収入額に対して優越をつける文化がある国では、どうしても多少なりとも自分の年代に見合った金額を気にして生きている気が僕にはします。

 

 

周りの賃金に合わせて過ごしていく生き方

 

これって幸せなのでしょうか??

 

 

 

 今日はそんなお話でした。

 

 

谷口 峻路

Twitter@8Tossy