このままだとあと3年で名古屋の最低賃金1000円超えるから、ライブハウスは業務委託契約にした方が良い件
日本の最低賃金(つまり最低時給)は地区にもよりますが、2012年より毎年約3%ずつ上昇しております。
現在の最低賃金は¥898💴
今年の10月より名古屋市の最低賃金は¥926になる予定です。
無理ゲー感ありますが、ざっと名古屋市にあるライブハウスの募集要項に記載されている時給をネットで調べた所、既にアウトの所がありました。
早めにホームページ編集することをオススメします。
さて、このまま3%ずつ上昇したらどうなるか考えてみました。
3年後に時給1000円超えちゃう
愛知県の最低賃金のグラフです。
すぅ〜んごい右肩上がり
今年の10月に¥926なので、このまま3%上昇を続けた場合を仮定して計算してみると・・・
2020年10月 = ¥954
2021年10月 = ¥982
2022年10月 = ¥1012
(全て四捨五入)
となります。
つまり、このまま仮に進んだ場合、計算上3年後の10月に¥1000超えちゃいます。
間も無く経営者の判断が問われてきますねぇ〜
因みに『日給制』も、労働した時間で割った場合(つまり時給換算)最低賃金を下回っていれば余裕でアウトです。
業務委託契約にシフトチェンジ??
どうしても最低賃金ではまかなえない場合、『雇用』ではなく『業務委託』に変える必要性が出てくるでしょう。
例えば
ブッキングする仕事は雇用しているスタッフではなく、ブッキングマネージャーができる人に業務委託契約する形を取らざるを得なくなりそうです。
そうすれば当日、ライブハウスに何時間居たとしても問題なくなります。
フェスなどのイベントは長時間になることが多いので、業務委託契約の方が安全そう
さらに、業務委託契約の場合、携帯の電波料金やら他のライブハウスに行った時の出費やら(領収書が出るなら)全部経費に回せるので節税できるはず
CDやらサブスクリプションでかかったお金も全部経費扱いになりそう
ドリンク作るスタッフも、ドリンク作れる方を業務委託したという形をとればおそらく可能です。
とりあえずこの仕事を続けるのであれば、自分が業務委託契約でも仕事可能ですって状態にしておいたほうが良さそうです。
もしくは業務の効率化に舵を切り、スタッフの人数を減らしていくくらいしかなさそうです。
業務効率化について考えてみた
ライブハウスってチケット制じゃないとダメなルールとかあるんでしょうかね??
バーコードリーダーを読み取る機械は既にiPhoneで代用可能なので(LCCの航空券はバーコードリーダー)スマホに表示されたバーコードをスマホで読み取るって方法でも可能なはず(取り置き制度は残りますが)
ブッキングライブの場合、集客人数が限られているため、いちいちやってられないかもしれませんが、ツーマン・ワンマン規模になればこっちの方が楽な気がします。
そうすれば集客人数の管理やチケットの発券・管理が必要なくなるので効率化を図れるんじゃないかなぁと
チケット制作会社の利権とかあれば別ですが
そんな感じで、今後のライブハウスの経営方針から目が離せない僕の意見でした。
音楽を仕事にしたい方の参考になっていただければ幸いです。
谷口 峻路