発達障がいと健常児を繋ぐ音楽~名古屋市と長久手市で発達障がいを持つ子どものドラム教室~
僕は名古屋市・長久手市でドラムとパーカッションのレッスンを行っています。
現在発達障がいを持つ生徒さんは15名ほどいます。
よく考えたらせっかくレッスンやっているのにレッスンや発表会の様子を発信したことがないので、今回は去年行った発表会の模様をお届けします!
とっても上手に演奏しますよ
動画は昨年長久手市にて行った発表会の様子です。
曲名:千本桜
イントロ約30秒の動画です
ドラムの男の子がウィリアムズ症候群
ピアノの女の子は自閉症
木琴の子は当時小学五年生の健常児
ベースが僕
4人で演奏しました。
みんなとっても上手に演奏します♪
以前絶対音感がある発達障がい者と音痴の健常者 ~発達障がいの基準とは~ - だいばーしてぃーでも言いましたが、発達障がいを持つ子どもたちは、音楽が得意な子が多いです。
僕のメイン楽器はドラムですが、動画の彼にドラムを教える時は実際に演奏を見せてほぼ一回で終わらせます!彼はドラムにおいて驚異の記憶力を持っています!
もちろん一回で覚えきれない箇所も多少ありますが、ちょっと補足するだけでほぼOKです。
あとは本人が好きなようにアレンジする場合もありますが、曲調に合わない限りはそのまま採用します。そちらの方が本人も楽しくドラムを叩けますし、記憶に定着しやすいからです。
因みに全楽器僕が教えました。ちょっと大変でしたが(^_^;)
発達障がいと健常児を繋ぐ音楽
アンサンブルというのはとてもチームワークが必要になります。
1人が大きな音量で演奏すると、他の人が演奏し辛くなったり、歌い辛くなったりします。
テンポも早くなったり遅くなったりすると、他の人に迷惑がかかります。
アンサンブルを通して、子ども達は障がいを乗り越えた共同作業を学ぶことができます。
これは発達障がいを持つ子どもにとっても、健常な子にとっても良い学びの機会になると思います。
発達障がいを持つ子にとっては自己実現・健常な子にとっては発達障がいの理解を深めるキッカケになると思います。
発達障がいの理解は経験から得れるもの
先ほど、共に演奏することで『健常な子にとっては発達障がいの理解を深めるキッカケになる』と言いましたが、結構重要なことだと考えています。
僕が放課後等デイサービスの指導員になったのは今から五年前のことですが、当時は発達障がいを持つ子に対して正直『かわいそう』というイメージを持っていました。
しかし、ピアノやギターで一緒に歌を歌ったり、冒頭に乗せたように一緒に演奏をすることで考えが変わっていきました。同時に理解も深まりました。
今日の小・中学校は基本的に特別支援学級があります。
僕が通っていた時代は、小学校も中学校も特別支援学級がなかったので、時代の変化を感じております。
特別支援学級が増えるのは同時に、社会全体で『発達障がい』の理解を深める必要がある時代になっているのだと思います。
音楽に限らず、スポーツでも芸術でも何でも良いと思いますが、『言葉で伝える』よりも『協力し合う経験』で理解していくものだなぁと感じております。
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