だいばーしてぃー

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谷口峻路です。自営業で主にドラマー・ドラム講師・リトミック講師・放課後等デイサービス指導員をしております。プログラミングを独学で習得し、コーディングの仕事を探しております。旅もしております。

八事Rスタジオのドラムレッスン模様~譜面を見るのが難しい小学生の教え方~

名古屋市天白区にある八事Rスタジオにてドラム・パーカッションレッスンを行っているのですが、今日はそのレッスン模様と教え方について紹介してみたいと思います!

 

 

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八事Rスタジオレッスンホームページはこちらからどうぞ 

www.soprano-music-school.com

 

 

 

 五線譜を使わない

本日紹介するのは小学一年生の男の子

習い始めてから1年半ほどです。

 

動画を見てもらえるとわかると思いますが、楽譜は見ていません✖

楽譜の読み方の基本は教えましたが、まだ演奏しながらの同時情報処理が難しいためです💦

代わりにホワイトボードにかかれたメモを見ています!

 

ホワイトボードにかかれているのはこんなのです☟

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一応ドラムの譜面です!

 

専門用語になりますが、正確には『リズム譜』です。

五線譜がない状態でリズムの音符だけ書いてあります。

『カラアゲ・パクチー』とか数字とか書いてありますが、それは後程説明します!

 

実は五線譜に書いていないのがミソで、例えばホワイトボードと同様の内容を五線譜に書き起こすとこんな感じになります☟

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う~~ん、わかりにくい・・・

 

前後にたくさん音符が詰まっていて見にくいですね💦 

ということで、慣れるまでは五線譜はあまり使わないようにしています。

 

 

 リズムは『言葉』で教える

さて、シンプルにしたホワイトボードの音符ですが、『何回叩くのか』を教えるときは、本人が知っている言葉を当てはめると早く覚えてくれます👏

 

 

Tくん、4文字で好きな食べ物は何??

カラアゲ!

                                       

 

Tくん、パクチーとカロリーどっちか聞いたことある??

あ、ぼくパクチー知ってるよ!

 

こんな具合に、知っている言葉と結び付けると、叩く回数が覚えやすくなります👍

 

 

 叩く場所を数字で教える

 次は叩く場所の教え方について

 ドラムを上から見るとこんな感じに見えます☟

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なんだか叩く場所がたくさんあってわかりにくいですね💦

ここで役立つのが、数字の割り振りです!

写真のように叩く太鼓を数字で伝えます☟

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これなら覚えやすそうですね🙌

子どもの場合覚えるまでは『太鼓で遊ぼうゲーム!』みたいな感じに、僕が叩いた太鼓をマネして叩いたり、僕が言った数字を叩く遊びを通じて覚えていきます!

 

このように、リズムは言葉で・叩く場所は数字を使って教えていくと覚えるのが楽しくなり早くもなっていきます👍

 

 

 基本ビートは暗記で連打は言葉の合図

叩く場所と回数を覚えたら、連打を入れるタイミングを教えます。

連打パターンの写真をもう一度見てみましょう。

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ちょっと音楽的な話になりますが、叩く回数が違うので連打を始めるタイミングも変わります。

別の楽器を元々やっていて、拍数の概念がわかる方には『〇拍目に連打の初発を打ちます』といった具合の説明で通じますが、楽器をやってきたことのない方ですと正直大人でも難しいです💦ましてやビートを刻みながらなので、頭が全然回らないのです✖

と、いうことで連打を入れるタイミングは言葉の合図で教えます!

 

①②は『ワン・ツー・せーの』で・③④は『せ~~の』で合図!

 

例えば、『②パクチー』の場合、動画開始0:04あたりから『ワーン・ツー・せーの!』と僕が合図します。

その時僕がスティックで②の連打を指していると、子どもは『この連打をすればいいんだ!』とわかってくれます。

 

0:15あたりでは、『せ~~の!』と言いながら『③カラアゲカラアゲ』を指します。

すると、③の連打を入れられることができるのです👏

 

因みに0:28ではブレイク(止まること)の合図をグッと握る合図で伝えています。

これも楽譜で記すよりも子どもに伝わりやすいのでこのように教えています。

 

 

 できることは楽しい・楽しいことは伸びる

僕の中でドラムに限らず教えるときに大切にしていることがあります。

それは、相手にできるだけ楽しんでもらうことです。

 

自分に当てはめてもわかることですが、結局楽しいことじゃないと積極的にやろうと思えませんし、伸ばそうとも思いません。

そして、人はできるようになったことに楽しさを感じます。

 

本人ができるようになりたいことを理解し、それを実現するための教え方の工夫を日々考えております。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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